今町・中之島 大凧合戦〜GIANT KITE WAR -Imamachi vs Nakanoshima- 
『上新田 神楽組』 公式サイト"KAMISHINDEN KAGURA" Official site〜

神楽組の紹介 About KAGURA

神楽組の由来 KAGURA Origin

今から遡ること約350年前。地方を回る旅芸人が上新田にたどり着き、宿泊代の代わりにと“神楽舞” を教えていったそうです。
テレビやパソコンなどない時代から、現代まで伝統として受け継がれてきた“神楽舞”の“獅子頭”を象徴に、1973年に発足しました。


神楽組の経緯 KAGURA Background

発足当時、神楽組が一つの「凧組」として成立するまでには、大変な尽力と苦労がありました。大凧を寄贈していただくスポンサーも少なく、あちこち駆け回り市外はもちろん、時には県外まで行って大凧を寄贈していただきました。技術面では他の凧組から、惜しみない協力や援助をいただきました。
その数々の苦労話や伝説は、今でも語り継がれています。(※東京高島屋に組凧を飾った際の写真です)


神楽組の現在 KAGURA Current

この今町中之島大凧合戦において、数ある凧組の中では比較的歴史の浅い凧組です。しかし他の凧組と比べ、合戦の参加人数、寄贈凧の枚数、活気、意気込み、飲酒量…などなど、どれをとっても引けをとらないばかりか、それ以上の最高の凧組です。
神楽組の伝統と気迫は、先代から二世、三世と代変わりしてもしっかりと受け継がれています。この凧合戦を通じて、地域の活性化と一体化を目指し、現在進行形で精進・進化して参ります。


神楽組の用語集(50音順) KAGURA Slang

上新田神楽組の組員がよく使うローカルな用語を集めました。夜間作業や合戦当日などでしばしば聞くけど、意味も由来も使い方もよく分からない言葉がほとんど。
造語や面白い言葉、名言、迷言など、とにかくローカルな言葉を掲載しております。新用語は順次更新していきます。

明日から来年が始まっている(読み)あすかららいねんがはじまっている

来年度から名誉顧問に入っていただいた小柳氏が、帰り際に放った感銘深い言葉。

いくじもねえ(読み)いくじもねえ

だらだらと宴会を続けている様などを指して使う。

弄りぼっこす(読み)いじりぼっこす

直そうとしている物を、手を加えすぎて逆に壊してしまう事。

一杯のかけうどん(読み)いっぱいのかけうどん

飲み屋での出来事。早朝からの作業で疲弊して寝てしまった組員を、風邪をひくといけないと『掛け布団ないか』と飲み屋の店員に聞いたところ『あります』と言って持って来た一杯のかけうどん。温かく、そしてうまかった。

愛しげ(読み)いとしげ

哀愁を込めて言う言葉。凧合戦のために刈り込まれた土手を指して言う事もある。

う〇こしてくる(読み)う〇こしてくる

公会堂のトイレでしたくないから家でしてくるという気遣いを逆手に、そのまま帰るというバックレスキル。

APT(読み)えーぴーてぃー

飲みすぎた翌日、お腹を下した状態を指す「あっぱったれ」の頭文字をとった言葉。

大凧伝承会(読み)おおだこでんしょうかい

コロナ禍というご時世と、凧合戦をやりたいという意見ちょうど間を取った令和4年の伝承会。祭りではないのでいろいろと制約があり、なかでも空中戦禁止は各組の若人たちを悩ませた。「間違って絡めた!」で済むのでは?と囁かれていたが、実行に移した者はいない。
余談であるが、一日6回の地絡めは『各組一回ずつ』というものであったが、神楽組はなぜか3回行った…。

桶順(読み)おけじゅん

なかなか決まらない宴会の席を瞬時に決める席順。棺桶に近い順に並ぶ…すなわち年齢順に並ぶ、の意味。

男結び(読み)おとこむすび

大凧に糸を縛る時にする結び方。通常の結び方と異なって短い糸でも頑丈に結ぶことができる。日常使わないために覚えているのか四苦八苦する。ちなみに左右逆に結ぶと女結びと呼ぶらしい。

お前ぇの父ちゃんもやっていた(読み)おめえのとうちゃんもやっていた

OBが言ったとても深い言葉。読んでそのままの意味だが、弄りぼっこされたあげく、主に誰かをいじる時に使う言葉に昇華された。

勝てる法則が見つかった(読み)かてるほうそくがみつかった

毎年負け続きの神楽組が、なぜか前日から4連勝しているという中で放たれたOBの一言。尚、法則などない!!

かめんしぇ(読み)かめんしぇ

横骨にアブ糸をつけるときに輪っかを作ってから縛るやり方。いざ輪を作ろうとすると難しい。

乾杯の練習(読み)かんぱいのれんしゅう

OBや来賓、重役などが揃わない中で、やむを得ず行う乾杯。あくまで仮であるが、飲む練習も大切である。

組紹介(読み)くみしょうかい

大凧合戦の開会式の恒例行事。マイクを使って盛大に各組の代表が自分の組の紹介をするのが本来の趣旨。
しかし近年では組の若人による一発芸大会となっている。顔を覚えられるので、滑ると一年間、なんだか悲し恥ずかしい。

組長送り(読み)くみちょうおくり

合戦最終日の反省会の後、組長を自宅まで送り届ける神楽組独特の行事。もちろん送った先で宴会をやる。自宅が使用できない場合は公会堂をそのまま使用する。もちろん再び乾杯をして宴会をやる。

こ大概(読み)こたいがい

『ほどほど』や『大体』という意味の大概に『こ』が付いた方言。宴会などで言う大概よりも、かなり後の方、終盤、中締めの一時間後などに使用される。

350年に一回、杭が抜ける(読み)さんびゃくごじゅうねんいいっかいくいがぬける

大凧伝承会で前代未聞の、組員達が命を預けているキャラを固定する巨大な杭が、すっぽ抜けるという大事件が起こった。約350年の歴史の中で大恥の出来事であるが、そこを逆手に取った名言である。

筍(読み)たけのこ

大凧を丸めて仕舞う時に、片方に偏ってしまう状態。とんがった見た目が筍の様である事からその名が付いた。

焼酎お湯割り梅(読み)しょうちゅうおゆわりうめ

梅干をいれた焼酎お湯割りを飲む時に、大切に梅干を扱う事。割ったり崩したり潰したりは御法度。注文の度、一粒ずつ継ぎ足し継ぎ足し増えていく。うっかりトイレなどで席を立つとズタズタに壊されることもある。

地球が痛がっている(読み)ちきゅうがいたがっている

杭などを地面に刺す時に、地球を労わる優しさ。

ティッシュ事件(読み)てぃっしゅじけん

鼻をかみたいOBが店員に頼むもなかなか持って来てもらえず。見かねて開封済みポケットティッシュを渡すと、「こんつぁんつこえねぇー!」と突っぱねた我儘。三枚をはぐることで事なきを得た。

土手にクイが残った(読み)どてにくいがのこった

令和元年に行われた大凧合戦の出来事。キャラを支える、五寸ほどの太さの木製の杭が、抜く時に根元から折れてしまった。三連覇もかかったこの年に優勝を逃してしまったことと掛けて『土手に杭(悔い)が残った』という令和最初の名言。

無ぁい!(読み)なぁい

地絡めの時に、「凧もっと奥!糸を出して後ろに下がれ」という指示に対して放った組長の一言。親糸が短く、本当に1ミリも出せない状況であった。しんと静まり返った中で良く響いた。

引き分け(読み)ひきわけ

大凧合戦において、引き分けという言葉はない。決着がつくまで引くからだ。しかし、念入りに絡ませて地絡めした凧がキレイに無傷で分かれた姿は、もはや引き分け以外の何物でもない。

深爪(読み)ふかづめ

(親しみを込めて)特定の人物を指す隠語。

ふにゃふにゃ(読み)ふにゃふにゃ

もち米を炊いた、俵型のおにぎりの事。ふにゃふにゃでも温かくおいしい。冷めてもカチカチにならない。ふにゃふにゃで温かいのをお稲荷さんに包んできたものや、のり巻きもある。

股裂き三三七拍子(読み)またさきさんさんななびょうし

上新田町のある家に伝わる、子孫繁栄を祈願する舞。一子相伝なのに後継者は居ない。

もしもし(読み)もしもし

宴会の途中に不意にかかってきた電話。うるさいので外で通話をしてそのまま帰るというバックレスキル。そもそも電話などかかってきていないのかもしれない…

連続チョキチョキマン事件(読み)れんぞくちょきちょきまんじけん

OBが子供の頃に起こった事件。小学校に何者かが忍び込み、ブルマの局部のみを切り取って盗むというおぞましい事件で、連続で発生。犯人はいまだに逮捕されていない。